プラチナ週間展望=上げ一服、米利上げ観測後退も調整局面

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
             [8月17日からの1週間の展望]
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   週間高低(カッコ内は日)   2027 年  6 月限  8 月 10 日〜 8 月 14 日
        始 値   高 値    安 値    帳入値   前週末比
  金          22,380    23,337 (13)   22,365 (10)     22,716         +338
  銀           320.0     344.0 (13)    320.0 (10)      328.0         +8.0
 プラチナ       8,879     9,106 (13)    8,615 (14)      8,715         -148
 パラジウム     7,000     7,000 (10)    6,700 (14)      6,700         -300
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  NY貴金属(カッコ内は限月)      | 東京外為・株式/NY原油
        13  日終値  前週末比  |        終 値      前週末比
  金       (12)  4,420.4    +20.7   | ドル・円    159.25      0.95 円安
  銀       ( 9)  6,499.3   +149.4   | 日経平均  68,713.80     +3107.09
 プラチナ   (10)  1,732.2    -27.4   | NY原油 ( 9)  81.25        +3.07
 パラジウム ( 9)  1,325.90   -52.40  |* ドル・円は15時45分現在、原油は 13日
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【前週のレビュー】
 プラチナは米国とイランの合意期待が支援要因、とした。
 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測後退や金堅調を受けて買い優勢
となった。現物相場は6月17日以来の高値1796.40ドルを付けたのち、利食い
売りが出て上げ一服となった。プラチナ先限は6月18日以来の高値9106円を付け
た。一方、パラジウムの現物相場は5月19日以来の高値1404.35ドルを付け
た。
 7月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比2万3000人減と、市場
の増加予想に反して5カ月ぶりに減少に転じた。過去2カ月分の雇用者数も大幅下方改
定され、米連邦準備理事会(FRB)の9月利上げ観測は後退した。失業率は4.1%
で前月の4.2%から低下した。事前予想は非農業部門雇用者数が8万人増、失業率が
4.2%だった。7月の米消費者物価指数(CPI)は前年比3.4%上昇した。前月
の3.5%上昇から小幅鈍化し、事前予想と一致した。ガソリン価格が2カ月連続で下
落し、基調的なインフレも落ち着きを示した。米生産者物価指数(PPI)は同4.7
%上昇し、前月の5.5%から伸びが鈍化した。事前予想の4.9%も下回った。CM
Eのフェドウォッチでは、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きの
確率が65.2%(前週45.0%)となった。
 イランのアラグチ外相は6月に署名され、短期間しか続かなかった暫定和平合意に米
国が違反したとして批判した。また「米国による覚書(MOU)違反が続き、米国が違
反を是正しない限り、交渉再開は不可能だ」と述べた。またイランの国防・外交を統括
する最高安全保障委員会(SNSC)のレザイ事務局長は、米国が行動を改め、戦闘終
結に向けたイランの条件を受け入れない限り、ホルムズ海峡の封鎖は解除されないと述
べた。一方、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃を避けるため、タンカー
が位置情報の発信を停止していることから、紅海側からのサウジアラビア産原油輸出の
動きが把握しにくくなっている。フーシ派は13日、サウジアラビア南西部ジザンにあ
るサウジ国営石油会社サウジアラムコの製油所をドローン(無人機)2機で攻撃したと
表明した。
【プラチナ・パラジウムETF残高は総じて増加】
 プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、12日のロンドンで9.78トン(前
週末9.79トン)に減少、13日のニューヨークで36.40トン(同36.23ト
ン)、12日の南アで4.80トン(同4.72トン)に増加した。またパラジウムE
TFの現物保有高はロンドンで4.78トン(同4.76トン)、ニューヨークで
15.53トン(同15.30トン)に増加、南アで0.60トン(同0.60トン)
と変わらずとなった。プラチナ・パラジウムETF(上場投信)は総じて増加した。米
連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測後退などを受けて投資資金が流入した。一方、
米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、8月4日時点のニューヨ
ーク・プラチナの大口投機家の買い越しは1万4761枚(前週1万1635枚)に拡
大、パラジウムの売り越しは4335枚(同4767枚)に縮小した。
【中国の自動車販売は国内低迷も輸出が堅調】
 中国乗用車協会(CPCA)が発表した7月の国内自動車販売台数は前年同月比
21.1%減の147万台となり、10カ月連続で減少した。7月の輸出は88.2%
増の92万3000台だった。世界最大の自動車市場における熾烈な競争を相殺するた
め、自動車メーカーが海外展開を加速させていることから、輸出は堅調に伸びている。
CPCAの崔東樹秘書長(事務局長)は「落ち込みはわれわれの予想よりも深刻だっ
た。7月には顕著な改善が見られると予想していた」と述べ、落ち込みの原因として、
ガソリン車の販売を圧迫している燃料価格の高止まりや、エントリーモデルのセダンに
対する需要の低迷を挙げた。
当面の予定(イベント・経済統計)
17日 国内総生産 2026年4-6月期1次速報 (内閣府)
    中国住宅価格指数 2026年7月(国家統計局)
    中国小売売上高 2026年7月(国家統計局)
    中国鉱工業生産 2026年7月(国家統計局)
    米製造業景況指数 2026年8月(ニューヨーク連銀)
    対米証券投資 2026年6月(財務省)
18日 英雇用統計 2026年7月(国立統計局)
    独景況感指数 2025年8月(ZEW)
    米住宅着工・許可件数 2026年7月(商務省)
    米輸出入物価指数 2026年7月(労働省)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2026年7月(FRB)
    米中古住宅販売仮契約指数 2026年7月(全米不動産協会)
19日 機械受注 2026年6月(内閣府)
    英消費者物価指数 2026年7月(国立統計局)
    ユーロ圏国際収支 2026年6月(ECB)
    ユーロ圏消費者物価指数 2026年7月確報(EUROSTAT)
    米FOMC議事録公表 7月28-29日(FRB)
20日 貿易収支 2026年7月速報(財務省)
    独生産者物価指数 2026年7月(連邦統計庁)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米製造業景況指数 2026年8月(フィラデルフィア連銀)
21日 消費者物価指数 2026年7月(総務省)
    英小売売上高 2026年7月(国立統計局)
    ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2026年8月速報(Markit)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2026年8月速報(Markit)
    ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2026年8月速報(Markit)
    建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行
※投資や売買については御自身の判断でお願いします。

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