前週は4400ドル台で売買が交錯した後、4600ドル台後半まで値上がりする展 開になった。米財務省が長期金利抑制のために、長期債の買い戻しを強化する方針を示 すと、金相場は急伸した。米長期金利を強引に抑制する介入が行われることで、金利形 成が歪むことが警戒された。米国債やドルに対する信認が低下したが、特にドルが大き く下落したことが、金相場の急伸を促した。金上場投資信託(ETF)市場に対する資 金流入が強化されたこともポジティブ。 今週も底堅い展開が続きやすい。過熱感も強くなっているが、米債券市場の混乱が続 くと、このまま上値追いの展開が続きやすい。「ディベースメントトレード」が再開さ れる兆候がみられる。特に金ETF買いも続くと、上昇ペースが加速しやすくなる。8 月27〜29日のジャクソンホールの経済フォーラムがイベントリスクになるが、安全 資産としての買いが続きやすい。 予想レンジは4500〜4900ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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