明日のウォーシュ議長の講演を待つ中、本日の為替市場は方向感のない展開が続いている。ユーロドルは1.16ドル台半ばでの上下動に終始しており、伸び悩んではいるものの、200日線の上はしっかと維持されている。一方、ユーロ円も185円台での振幅が続いており、次のアクションを待っている。 原油価格が比較的落ち着いていることがユーロを支えているが、アナリストは「原油価格は一段の上昇予想に反して抑制された状態が続いている。今後数週間のエネルギー価格の動向は、G10中銀の会合が相次ぐ9月を迎える上で重要な背景になる」との見方を示した。 一方、欧州の天然ガス在庫の低さは懸念材料となっている。EUのガス貯蔵率は8月24日時点で約63%と、前年同期の約76%や過去平均の約81%を大きく下回っている。これに関して同アナリストは「天然ガス価格の上昇が続けば、欧州ではインフレ上振れと景気減速が同時に進むリスクが一段と高まる」と指摘。こうした状況はECBの金融政策運営を難しくし、今後数週間でユーロドル相場を押し下げる可能性があるとの見方を示した。 EUR/USD 1.1651 EUR/JPY 185.63 EUR/GBP 0.8575 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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