今週の【早わかり株式市況】反発、全般様子見ムードも個別株物色が盛ん

配信元:株探
著者:Kabutan
■今週の相場ポイント
 1.日経平均は2週ぶり小反発、伸び悩みの動きに
 2.全体相場は方向感出ず、様子見ムード広がる
 3.エヌビディア決算、売上高・利益とも過去最高
 4.国内半導体株の好反応限られる、利益確定売り
 5.個別株物色は根強い、グロース250指数が急伸

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比389円(0.59%)高の6万6405円と、2週ぶりに上昇した。

 今週は日経平均が一時6万7000円に迫る場面があったが回復できず、その後伸び悩んだ。主力の半導体セクターが冴えなかった。一方、それ以外のセクターには根強く投資資金が流入。週間でTOPIXは2%近く上昇し、[[stock/0012/chart|東証グロース市場250指数]は7%超高となった。

 週明け24日(月)の日経平均は下落。世界的な長期金利上昇を背景に株式の相対的な割高感が意識され、主力株を中心に売り圧力が高まった。取引時間中の韓国KOSPIの下落が嫌気された面もある。25日(火)は反発。方向感の定まらない地合いで、朝方大きく下値を探る場面があったが、その後切り返し後場はプラス圏で頑強な値動きに。米エヌビディアの決算発表を日本時間27日早朝に控え、模様眺めムードが拭えなかった。26日(水)も上昇。この日も朝方は軟調なスタートとなったが、下値を売り込む動きにはならず、徐々に買いに厚みが加わりプラス圏で引けた。引き続き様子見ムードの強い地合いだった。27日(木)は小反落。日本時間早朝に発表されたエヌビディアの決算を受け、主力の半導体関連株は朝方こそ高く寄り付いたが、そこから一転して利益確定売りに押される展開に。エヌビディアの5-7月期決算は売上高、純利益とも過去最高を更新し、今後の業績についても良好な見通しが示された。半導体株が高安まちまちで日経平均がマイナスとなった一方、TOPIXはプラス圏で着地。個別株物色は根強く、グロース250指数は大幅高となった。28日(金)は小反発。前日の米株高を受け、日経平均は一時大幅高となったが買い一巡後は伸び悩んだ。今晩の「ジャクソンホール会議」でのウォーシュFRB議長の講演を控え、様子見姿勢が強まった。グロース250指数は前日に続き大幅高となった。

■来週のポイント
 来週は9月4日に米雇用統計を控え、引き続き様子見ムードに支配される場面が多そうだ。日経平均は金利と為替の動きを見ながら一喜一憂する展開が想定される。そのなか、足もと好調なTOPIXと中小型株の動向に注目が集まりそうだ。

 重要イベントとしては、国内では31日朝に発表される7月鉱工業生産、9月1日朝に発表される4-6月期法人企業統計調査、4日朝に発表される7月全世帯家計調査が注目される。海外では前述の米雇用統計のほか、31日に発表される中国8月製造業PMI、1日に発表される米国8月ISM製造業景気指数、2日に発表される米国8月ADP雇用統計、3日に発表される米国7月貿易収支と米国8月ISM非製造業景気指数に注視が必要だろう。

■日々の動き(8月24日~8月28日)

【↓】   8月24日(月)―― 続落、金利上昇を受け半導体株などに売り
 日経平均 65528.09( -488.27、-0.74)  売買高18億8234万株 売買代金 7兆636億円

【↑】   8月25日(火)―― 3日ぶり反発、アジア株堅調で切り返す
 日経平均 65856.43( +328.34、+0.50)  売買高19億118万株 売買代金 7兆99億円

【↑】   8月26日(水)―― 続伸、朝安後に切り返し6万6000円台回復
 日経平均 66262.16( +405.73、+0.62)  売買高18億5350万株 売買代金 6兆7057億円

【↓】   8月27日(木)―― 3日ぶり反落、朝高も全体相場は伸び悩み
 日経平均 66131.98( -130.18、-0.20)  売買高19億6156万株 売買代金 7兆8700億円

【↑】   8月28日(金)―― 反発、AI・半導体関連が買われるも上値は重い
 日経平均 66405.56( +273.58、+0.41)  売買高21億7795万株 売買代金 8兆1223億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、22業種が値上がり
 (2)上昇率トップはリクルート <6098> などサービス。内需株は日本空港ビル <9706> など不動産、東洋エンジ <6330> など建設も高い
 (3)松井 <8628> など証券、あいちFG <7389> など銀行、東京海上 <8766> など保険といった金融株が大きく買われた
 (4)輸出株はまちまち。メイコー <6787> など電機、セガサミー <6460> など機械は上昇したが精密機器はニプロ <8086> など下落
 (5)三菱マ <5711> など非鉄、冶金工 <5480> など鉄鋼、稀元素 <4082> など化学といった素材株も高い
 (6)下落率トップはニッスイ <1332> など水産・農林

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
 1(1) 半導体 
 2(3) レアアース ── 重要鉱物再生などで設備投資支援の国策始動
 3(5) データセンター 
 4(2) 地方銀行 
 5(4) フィジカルAI 
 ※カッコは前週の順位

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