午前にベッセント発言でやや円高、その後もみ合いへ=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
午前にベッセント発言でやや円高、その後もみ合いへ=東京為替概況
   
 ベッセント米財務長官による日銀への利上げ圧力などを材料に円買いが広がった。財務長官は「日銀総裁は正しい判断を下すと期待、最近の円の動きは抑制されている」と発言したことを通信社が報じた。また、円安対処のために日銀が連続利上げをするべきかとの問いに対して「何をなすべきかを、私から彼らに言うつもりはない」「リフレ政策だったアベノミクスは恐らく終わりを迎えたと考えている」と発言している。これらの発言を受けて、今日から明日にかけてのG20財務相・中央銀行総裁会議及び同会議内での日米財務相会合などで日銀への利上げ圧力が強まるとの思惑もあって円買いが進行した。短期金利市場での日銀の9月利上げ期待は朝の85%前後から一時92%まで上昇した。年内2回の利上げ見通しも一時80%まで上昇している。
  
 ドル円は朝方、先週末の高値に並ぶ160.20円を付けていたが、ベッセント発言などを受けた利上げ期待を背景に、昼前に159.73円まで下落した。その後もドル安円高水準での推移となり、午後は159.80円を挟んだ狭いレンジでもみ合った。
  
 クロス円でも円買いが進行。早朝に185.64円を付けた後、185.10円台へ下落するなどの不安定な振幅を経て、朝8時ごろに185.59円まで反発するなど、堅調地合いを見せていたユーロ円は、ベッセント発言を受けた円買いにより、昼前に185.10円台と早朝の安値に並ぶ動きとなった。午後は185.20円前後の狭いレンジでもみ合いとなった。
  
 ポンド円も早朝に216.91円を付けた後に216.33円まで下落し、その後216.80円台へ反発する荒っぽい上下を経て、昼前に216.30円台まで下げた。午後は円高水準でのもみ合いの中、216.50円台まで少し回復した。
  
 ユーロドルは1.15ドル台後半で推移。先週末のウォーシュFRB議長発言で1.1650ドル前後から1.1578ドルを付けた流れを受けて、朝方1.1579ドルを付けるも、先週末の安値を割り込めず、1.1590ドル前後に戻し、午後は1.1590ドル前後でのもみ合いとなった。
  
 ポンドドルは先週末に1.3590ドル前後から1.3527ドルまで下げると、週明けは1.3529-1.3549ドルのレンジで推移。先週末の安値を割り込めず、少し反発するも、戻りは鈍い。
  
MINKABUPRESS 山岡

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