世界的に長期金利の上昇が続いている。原油高の影響もあって、インフレや債務拡大 に対する警戒感が強くなっている。一般的に金利上昇圧力は、金相場に対してネガティ ブだ。例えば10年債利回りは4.8%台だが、無リスクでこれだけの利回りが得られ る時に、金利・配当のない金に投資することは機会コストの損失を発生させるためだ。 この4.8%を相殺する金投資のメリットが求められる。それは価格上昇かもしれない し、値上がりではなく安全資産としての投資需要かもしれない。 金利上昇という結果に目を向ければ、金相場は値下がりが支持される。一方、その原 因であるインフレや債務問題に目を向けると、金相場は逆に値上がりが支持される。 2022年は金利上昇の方を重視したが、23〜25年は金利上昇の原因の方が重視さ れた。今年は前年比だとほぼ横ばいであり、評価が定まっていないことが窺える。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。