原油高・ユーロ安の相関が強まる=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうのユーロドルは1.1565ドル付近に下落し、100日線に顔合わせしていたものの、その水準はサポートされている。ただ、8月下旬に1.17ドル台に乗せて以降は戻り売りが続いており、次第に下値警戒感も高まっている。一方、ユーロ円はNY時間に入って円高が強まっていることから183円台に一時下落している。本日の下げで200日線を下回って来ており、明日以降の展開が注目される。

 前日発表の8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比3.3%と予想通りではあったものの前回からは上昇し、ECBの9月利上げ観測を裏付けていた。ただ、ユーロ相場の上値は重く、米欧の金利差と為替の乖離も顕著となっている。

 背景には原油高がある。エネルギーを輸入に頼る欧州にとって、原油高はインフレ懸念と金利上昇を招く一方、交易条件の悪化を通じてユーロの下押し要因となる。結果として「原油高・ユーロ安」の相関が強まり、米欧の金利差が縮小してもユーロが買われにくい構造が形成されているようだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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