石油午前=急伸、供給制限によるサウジの減産を意識

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 国内石油市場は急伸。サウジアラビア南部のジザン製油所がフーシ派による攻撃を繰
り返し受けているほか、輸出の要である東西パイプラインで被害が発生した可能性があ
ることが相場を押し上げている。イエメンのフーシ派はバブ・エル・マンデブ海峡の沿
岸部にかけて勢力圏を拡大させ、海峡に位置する複数の島も制圧したとの報道があり、
この航路への関与を強めようとしている。米国の護衛のもとで船舶がホルムズ海峡を通
過しようとしているが、引き続きイランの攻撃を受けていることも懸念要因。紅海とホ
ルムズ海峡のリスクのほか、昨日の石油輸出国機構(OPEC)月報を受けて、サウジ
の減産が意識されている。ただ、時間外取引でニューヨーク原油は上げ一服し、一時マ
イナス圏に押し戻された。昨日と同様に、アジア時間帯は弱い動き。円相場は1ドル=
154円前半で推移し、前日と比較すると円安・ドル高推移。
 日中取引開始後、原油の2027年2月限は8万3390円まで上昇し、夜間取引の
高値を上回った。ただ、上げ一服後は一時8万1500円まで上げ幅を縮小。
 午前11時06分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
3290〜6950円高。
 午前11時06分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が801枚。
【イスラエルがイラン国外で最大のイラン資産を破壊】
 イスラエルのネタニヤフ首相は、レバノンのイスラム系組織ヒズボラが拠点としてい
る最大級の地下トンネルを爆破したと発表した。イラン国外で最大のイランの拠点であ
ると指摘している。イスラエル軍がレバノンでの軍事行動を続けた場合、イランはイス
ラエルを攻撃すると警告しているが、今のところ衝突は再開していない。来月のイスラ
エル総選挙を控えて、イランはイスラエルの挑発に耐えている可能性がある。ただ、イ
ランとイスラエルの軍事衝突が再開すると、中間選挙を見据えて軍事行動を控えている
トランプ米政権にとって大きな負担となりそうだ。
【海外原油夜間取引=上値重い】
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.22ドル高の102.70ドル
で推移。本日これまでのレンジは102.16〜104.46ドル。
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