[今日の視点]貴金属=軒並み下落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、軒並み下落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安を受けて売り優
勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調と
なろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は24.81ドル安
の4108.99ドル、銀が74せント安の5978セント、プラチナが43.62ド
ル安の1629.01ドル、パラジウムは37.68ドル安の1119.55ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=158.00/01円で、前営業日の
大引け時点から0.28円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が2万1380円前後、銀は305.0円前後、プラチナ
は8180円前後、パラジウムは6000円前後。
【NY金は世界的な債券売りが圧迫】
 金はきのうの海外市場では、世界的な債券売りを受けて売り優勢となった。
 金は世界的な債券売りが圧迫要因になった。フランス国債が改めて売られ、ドル高に
振れたことが圧迫要因になった。英国債市場では、世界的な債券売りを受けて、30年
債利回りが6.036%と一時28年ぶりの高水準に上昇した。一方、米10年債入札
が好調となったことを受けてニューヨーク市場で米国債の利回り上昇は一服した。ただ
米30年固定住宅ローンの週平均金利(2日までの週)は7.49%で、前週から19
ベーシスポイント(bp)上昇し、約3年ぶりの高水準となった。
 米ニューヨーク連銀が発表した9月の消費者調査によると、米国民の現在および将来
の家計状況に対する見方が悪化する中、1年先のインフレ期待が3.9%と3年超ぶり
の高水準となった。9月15〜16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に
よると、利上げの理由を巡って当局者の見解が分かれていた。一部の参加者はエネルギ
ーなどの価格ショックの影響を抑えるために必要と判断した一方、よりタカ派的な参加
者は、需要主導のインフレが生じつつあることへの備えとして必要と捉えていた。

 銀はきのうの海外市場では、世界的な債券売りや金軟調を受けて売り優勢となった。
【NYプラチナは世界的な債券売りや金軟調が圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、世界的な債券売りや金軟調を受けて売り優勢とな
った。
 プラチナは世界的な債券売りや金軟調が圧迫要因になった。フランス国債が改めて売
られ、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。欧州市場で原油高に振れたことも圧迫
要因になった。ただニューヨーク市場では、国際エネルギー機関(IEA)の石油備蓄
の放出を受けて原油安に転じ、プラチナの下支えになった。この日は連休明けの中国勢
の動向を確認したい。
<今日の予定>
・国際収支(経常収支) 2026年8月(財務省)
・独貿易収支 2026年8月(連邦統計庁)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
・米卸売在庫 2026年8月確報値(商務省)
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