前週は90ドルを挟んで売買が交錯する展開になった。中東からの供給不安の後退、 主要7ヵ国(G7)の備蓄放出決定を受けて、調整売りが上値を抑えた。しかし、米国 がイランに対する攻撃に踏み切る可能性、フーシ派のサウジアラビアに対する攻撃が続 いていることが下値を支え、明確な方向性を打ち出せなかった。ディーゼル燃料価格の 軟化もあり、約1ヵ月ぶりの安値を更新しているが、決定打を欠いた。 今週も売買が交錯するが、やや戻り売り優勢の展開が想定される。中東情勢次第で乱 高下するが、トランプ米大統領が中間選挙前にイランに対する攻撃に踏み切る可能性を 否定したことはネガティブ。また、中国の石油輸出停止が解除された可能性、ロシアが 米国とディーゼル燃料輸出で合意したこともネガティブ。ただし、フーシ派がサウジア ラビアの石油施設を攻撃するなど混乱状況は続いており、大きな値動きには発展しない 見通し。乱高下が繰り返される不安定な地合が続くも、80ドル台での取引時間が増え よう。 予想レンジは86.00〜95.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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