前週は100ドル台まで値上がりする展開になった。中東情勢の不安定化を背景に、 押し目買い優勢の展開が続いた。サウジアラビアとフーシ派の武力衝突が続いているこ と、ホルムズ海峡で船舶に対する攻撃が激化したことが、原油相場を押し上げている。 国際エネルギー機関(IEA)は石油備蓄放出を正式に決定したが、原油相場に対する 影響は限定された。トランプ米大統領が発表したロシアとウクライナの「エネルギー停 戦」は、実効性を確認できていない。 今週も上振れリスクがある。中東情勢の緊迫化が続くと、供給リスクの織り込みが続 きやすい。特にサウジアラビアの石油施設などにフーシ派の攻撃が行われると、9月高 値に迫る可能性もある。ホルムズ海峡で船舶に対する攻撃が続き、ウクライナ軍のロシ ア石油施設に対する攻撃が続いた際にも、上振れリスクは高まる。株価急落が一段と深 刻化した際には、調整売りが膨らむ可能性がある。 予想レンジは90〜110ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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