ECBは前回9月の会合で6月以来となる利上げを実施し、政策金利は預金ファシリティ金利が2.50%、主要リファイナンスオペ金利が2.65%、限界貸出ファシリティ金利が2.90%となりました。利上げの決定は全会一致でした。今回は現状維持が見込まれています。 ECBは6月の理事会で利上げを実施した後、エネルギー価格の上昇や物価への影響を見極めるため7月会合では据え置きに回り、9月に改めて利上げを実施しました。原油高が継続する中で、9月のユーロ圏消費者物価指数は8月の前年比+3.2%から+3.8%まで伸びが加速し、約3年ぶりの高い伸び率を示しました。ただ、7月会合と同様に今回の会合では据え置きに回るとの見方が大勢を占めており、短期金利市場での織り込みは98%が据え置きとなっています。市場の焦点は次回12月の会合で利上げが実施されるかどうかに移っています。短期金利市場の織り込みは利上げが65%、据え置きが35%と利上げ優勢ながらも据え置き予想が一定程度残る状況です。フランス政局などの情勢を受けて利上げに踏み切れるかどうかが試される中、ラガルド総裁が会見で利上げ姿勢や情勢への配慮をどこまで示してくるかがポイントとなります。 MINKABUPRESS 山岡
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