きょうの為替市場、ドル円は158円付近での推移。21日線が現行付近に来ている。先ほど発表の9月のPCE価格指数と第3四半期のGDP速報値を受けてドル高の反応も見られたものの、限定的な反応に留まっている。 前日はFOMCとウォーシュ議長の会見を受けてドル売りの反応が見られ、ドル円も157円台に値を落とした。しかし、下げは続かずに158円付近に戻している。グーグルの持ち株会社アルファベットの決算を受けて米株式市場ではAI関連株の売りが強まっているものの、リスク回避の円高の動きは出ていない。 円相場は明日の日銀決定会合に注目している。前回に利上げを実施したこともあり、今回は据え置きが確実視されている。注目は植田総裁の会見や同時に公表される展望レポートに注目が集まっている。そこで日銀は2%のインフレ目標達成を強調して来るとの見方が市場では広まっている。それは景気刺激策が必要ないことも意味し、それによって追加利上げの地ならしをすると見られているようだ。短期金融市場では12月の決定会合までの追加利上げの確率を83%程度で織り込んでいる。 ただし、それ自体のシナリオは広く織り込まれており、素直に円高の反応に結び付くかは未知数。AI関連株への見方が再び流動的になっている点や、イラン情勢、そして来週には米中間選挙が控えている中で、投資家が日銀決定会合をもってポジションを積極的に傾けるインセンティブに繋がるかは微妙な面もある。 植田総裁がかなり強めのタカ派姿勢を打ち出せば別だが、その可能性も低そうだ。 日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は157円と157.90円に観測。 29日(木) 157.00(12.4億ドル) 157.90(9.1億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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