金・銀午前=金は続落、NY安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金は続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高を受けて軟
調となった。銀は期中以降が下落した。
 午前11時1分現在の前営業日比は、金標準が200〜164円安、金ミニが
187.5円安〜5.5円高、ゴールドスポットが338円安、銀が15.0〜6.0
円安。
 午前11時1分現在の出来高は、金が6494枚、金ミニが5493枚、ゴールドス
ポットが53枚、銀が8枚。
【NY金は米PCE価格指数の伸び加速などが圧迫】
 金は米個人消費支出(PCE)価格指数の伸び加速などが圧迫要因になった。9月の
米PCE価格指数は前年比3.6%上昇し、8月の3.4%上昇から伸びが加速した。
12月の米連邦準備理事会(FRB)の利上げ見通しが強い。第3四半期の米国内総生
産(GDP)速報値は前期比3.4%増加し、市場予想の3.2%増を上回った。底堅
い個人消費と人工知能(AI)関連の企業投資が、中東紛争に伴う原油価格上昇の影響
を補い、成長率は2025年第3四半期以来、1年ぶりの高い伸びとなった。米新規失
業保険申請件数は前週比1000件減の19万4000件となった。57年ぶりの低水
準付近で推移し、労働市場の底堅さを示唆した。一方、欧州中央銀行(ECB)は、政
策金利を据え置くと決定した。据え置きは予想通り。ただエネルギー価格の急騰を受け
てインフレリスクが高まっていると警告し、12月の利上げの可能性に含みを残した。
 米アマゾン・ドット・コムが発表した第4四半期業績見通しは、売上高の予想レンジ
下限が市場予想を下回った。インフレ高進に伴う家計負担の増加で消費支出が圧迫され
る中、年末商戦で小売需要の鈍化に対する懸念が高まった。また米半導体大手インテル
が発表した第4四半期の利益・売上高見通しは市場予想を下回った。イスラエルでの工
場爆発事故により、売上高が2四半期で計約6億ドル押し下げられるとの見通しを示し
た。
 イランのタスニム通信によると、イラン政府はバンス米副大統領からの書簡を受け取
った。イランのガリバフ国会議長は、イラン側の条件は仲介国に繰り返し明確に伝えて
きたとした上で、イランが提示した7つの条件が満たされて初めて進展が見込まれると
の考えを示した。
 金先限は2万0647円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因になった。
円相場は1ドル=157円台前半の円高に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米個人消費支出(PCE)
価格指数の伸び加速などを受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の
4015.31ドルから、原油高や株安を受けて売り優勢となった。
 午前11時現在、4005.49ドルで推移、銀は5149セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4030.92ドル、銀が5273セント。

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