ユナイテッド・ヘルスの下げ続く　年初来の安値をうかがう動きも＝ダウ採用銘柄

        　ユナイテッド・ヘルスの下げが続いておりダウ平均を圧迫している。先週から急速に下げを加速させており、年初来の安値をうかがう動きが見られている。ヘルスケアの中でも医療保険や薬剤給付管理会社（ＰＢＭ）の下げが続いている。

　米民主党から全ての民間医療保険の置き換えを意味する国民皆健康保険制度の法案提出の動きや、先週の薬価に関する上院財政委員会の公聴会も関連株を圧迫している。

　皆健康保険制度は法案が提出されたとしても成立の見込みは薄いが、心理的な圧迫要因になっている模様。また、公聴会では製薬会社から、ＰＢＭなどへのリベート（割戻金）が患者負担につながっていると従来の主張を繰り返していた。こちらは何らかの規制が入る可能性はありそうだ。

（NY時間12:26）
ユナイテッドヘルス　237.88（-8.28　-3.36%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美
      

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