週明け4日の東京株式市場は終始買い優勢の展開で日経平均は一時2万900円台まで上昇。ただ戻り売り圧力も意識されるなかフシ目の2万1000円台には届かず上値も重かった。 大引けの日経平均株価は前週末比95円38銭高の2万883円77銭と続伸。東証1部の売買高概算は13億2895万株、売買代金概算は2兆2729億2000万円。値上がり銘柄数は1888、対して値下がり銘柄数は203、変わらずは36銘柄だった。 きょうの東京市場は、前週末の雇用統計などの米国経済指標が市場コンセンサスを上回る内容だったことから、好調な米経済を好感する形でリスクオンに傾いた。外国為替市場ではドル買いの動きが活発化し、1ドル=109円台後半まで円安が進行、これが輸出株をはじめ追い風材料となった。海外ヘッジファンドなどによる先物への買い戻しも絡め、日経平均は一時2万900円台に上昇、フシ目の2万1000円大台も意識されたが、追随する実需買いが伴わず、後場は上げ幅を縮小した。春節に伴い中国上海株市場などは休場で、取引時間中は買い手掛かり材料も少なく、プラス圏とはいえ値動きも地味だった。ただ、値上がり銘柄数は全体の9割近くに達しており、前日の決算発表を受けて急落したソニーの影響などは限定的なものにとどまった。 個別では、任天堂<7974>が高く、キーエンス<6861>も値を飛ばした。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が物色人気となり値上がり率トップに。トヨタ自動車<7203>が堅調、東京エレクトロン<8035>も買い優勢だった。大塚商会<4768>がストップ高、ショーワ<7274>も一時値幅制限いっぱいに買われた。アルゴグラフィックス<7595>、保土谷化学工業<4112>なども大きく上値を伸ばした。 半面、売買代金トップのソニー<6758>が急落、ファーストリテイリング<9983>も軟調。ホンダ<7267>も売りに押され、ZOZO<3092>も安い。ネクステージ<3186>が値下がり率でトップに売り込まれ、イー・ガーディアン<6050>、OKI<6703>、エディオン<2730>なども大きく値を下げた。デサント<8114>も下落した。 出所:minkabuPRESS 株式情報
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