NY株式11日(NY時間16:25) ダウ平均 24370.24(-53.02 -0.22%) S&P500 2636.78(-0.94 -0.04%) ナスダック 7031.83(+11.31 +0.16%) CME日経平均先物 21310(大証終比:+180 +0.84%) きょうのNY株式市場、序盤は買いが先行したものの、中盤にかけて戻り売りに押され失速した。ダウ平均は序盤に一時368ドル高まで上昇。米中貿易協議への懸念が緩んでおり、産業株やIT・ハイテク株などが上げを先導。前日に大幅安から上げに転じて終わったことも買い戻しを入れやすくしていたようだ。 米中貿易問題に関しては、中国の劉鶴副首相がムニューシン米財務長官やライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と電話で協議しており、中国は自動車関税を40%から15%に引き下げる方向で動いているとの報道も流れていた。トランプ大統領は交渉は非常に生産的と述べていた。 しかし、景気の先行き懸念は根強く、上値では戻り待ちの売りも多い。そのような中、トランプ大統領が国境の壁建設予算が受け入れられないのであれば、政府機関閉鎖もあり得ることを示唆したことから警戒感が強まり、ダウ平均も下げに転じている。下院で与党の民主党は壁建設には反対姿勢。 ただ、下値での押し目買い意欲も出ているようで、再びプラスに転じる場面もあったが、結局、反落して引けている。 銀行株は序盤の上げから下げに転じ、IT・ハイテク株も伸び悩む動き。産業株も下げに転じた。 ダウ採用銘柄ではボーイングやファイザー、ゴールドマンが下落しているほか、マクドナルド、アップルも下落。一方、ナイキやジョンソン&ジョンソン、P&G、マイクロソフトが上昇。ベライゾンも堅調。ベライゾンは全従業員の約6.8%に当たる1万400人が早期退職募集に応募したと発表した。 ナスダックも一時下げに転じたものの、再びプラス圏に戻している。マイクロソフト、テスラ、フェイスブックが上昇しているほか、ブロードコム、AMDも堅調。一方、アップル、ネットフリックス、エヌビディアが下落。 エヌビディアは午後になって瞬間乱高下する場面が見られた。第4位の大株主であるソフトバンクが来年売却を計画していると一部報道で伝わった。 アルファベット(C) 1051.75(+12.20 +1.17%) フェイスブック 142.08(+0.23 +0.16%) ネットフリックス 265.32(-4.38 -1.62%) テスラ 366.76(+1.61 +0.44%) アマゾン 1643.24(+2.21 +0.13%) エヌビディア 148.19(-3.67 -2.42%) ツイッター 34.45(+1.02 +3.05%) ダウ採用銘柄 J&J 146.50(+1.24 +0.85%) P&G 93.91(+0.88 +0.95%) ダウ・デュポン 53.26(-0.54 -1.00%) ボーイング 322.03(-4.32 -1.32%) キャタピラー 123.24(-0.15 -0.12%) ユナイテッド 118.93(-0.48 -0.40%) ビザ 136.81(-1.07 -0.78%) ナイキ 73.57(+1.06 +1.46%) ウォルグリーン 81.82(+0.61 +0.75%) 3M 197.46(-0.86 -0.43%) エクソンモビル 76.68(+0.14 +0.18%) シェブロン 115.47(+0.53 +0.46%) コカコーラ 49.54(+0.30 +0.61%) ディズニー 111.97(+0.11 +0.10%) マクドナルド 183.59(-1.06 -0.57%) ウォルマート 93.85(-0.09 -0.10%) ホームデポ 172.21(+0.52 +0.30%) JPモルガン 100.37(-0.99 -0.98%) トラベラーズ 120.97(-2.03 -1.65%) ゴールドマン 176.80(-2.03 -1.14%) アメックス 105.40(-0.39 -0.37%) ユナイテッドヘルス 267.22(+0.69 +0.26%) IBM 120.89(-0.24 -0.20%) アップル 168.63(-0.97 -0.57%) ベライゾン 58.85(+0.58 +1.00%) マイクロソフト 108.59(+1.00 +0.93%) インテル 47.38(+0.17 +0.36%) ファイザー 44.01(-0.39 -0.88%) メルク 77.11(-0.31 -0.40%) シスコシステムズ 47.09(+0.23 +0.49%) minkabu PRESS編集部 野沢卓美
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