【海外市場の注目ポイント】パウエル米ＦＲＢ議長講演など

　日本時間午後１１時からパウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長が講演を行う。トランプ米大統領は今週初めに米ＦＲＢの利上げに不満を表明していたが、ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁とカプラン米ダラス地区連銀総裁は前日に金融政策運営をめぐる政治的影響を否定し、ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁からは年内あと２回の利上げが適切、カプラン米ダラス地区連銀総裁からは向こう９カ月から１２カ月で３～４回の利上げが適切との見解が示された。パウエル米ＦＲＢ議長も中銀の独立性を堅持することを表明するとともに、緩やかな利上げ路線の継続を示唆するようであれば、米国の金利先高観からドルが買われる可能性がある。
　　
　また、日本時間午後９時半に７月の米耐久財受注の発表も予定されている。総合の大方の予想が前月比１．０％減、輸送用機器を除いた大方の予想が同０．５％増となっており、前月比では総合が２カ月ぶりに減少する一方、輸送用機器を除くと６カ月続けて増加するとみられている。
　　
minkabu PRESS編集部 

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