続落、OPECの増産見通しや米国のパイプライン不足が重し=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=65.81(-1.23 -1.83%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.23~1.14ドル安。その他の限月は1.01ドル安~1.20ドル高。

 石油輸出国機構(OPEC)やロシアが増産に向けて協議していることが引き続き重しとなった。米国の原油生産量が過去最高水準を更新し続けているなか、パイプラインの不足によって内陸部のシェールオイルを沿岸部に輸送できていないことは、ブレント原油との価格差を広げ、ニューヨーク原油を重くする背景となっている。ドル高もドル建てで取引されるコモディティを押し下げた。

 時間外取引で7月限は売り買いが交錯。通常取引に向けて売りが強まると、通常取引開始後は一段安となり、65.63ドルまで下落した。

(minkabu PRESS編集部) 

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