続伸、地政学的リスクの高まりで年初来高値を更新＝ＮＹ原油概況

NY原油先物５月限（WTI）（終値）
1バレル＝66.82（+1.31　+2.00%）

　ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比は、期近２限月が１．３０～１．３１ドル高。その他の限月は０．３０～１．２７ドル高。

　トランプ米大統領がシリアへのミサイル発射を警告したことが背景。ロシアはシリアへの米軍のミサイルをすべて撃ち落とす公言しており、シリアを巡って米露関係が緊迫化している。イエメンからイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」が発射したミサイルをサウジアラビアが迎撃したことも中東の地政学的なリスクを高めた。イランがフーシ派を支援しているとサウジは繰り返し非難している。

　時間外取引から５月限は堅調に推移し６６ドル前半へと上昇すると、通常取引開始序盤には６７．４５ドルまで一段高となった。ただ、高値からはやや失速して引けている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（minkabu PRESS編集部） 

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