反落、米国のさらなるシェールオイル増産を警戒＝ＮＹ原油概況

NY原油先物4月限（WTI）（終値）
1バレル＝61.36（-0.68　-1.10%）

　ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近２限月が０．６８～０．５９ドル安。その他の限月は０．５３～０．０６ドル安。米国でシェールオイルの増産が続くなかで、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）やロシアの協調減産が相殺される見通しであることが重しとなった。米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した掘削生産性報告（ＤＰＲ）によると、シェールオイルの主要７地域の生産量は４月に日量６９５万バレルまで拡大する見通し。

　時間外取引で４月限は６２．３３ドルまで強含んだ後は伸び悩み、マイナス転換すると通常取引開始にかけて下げ幅を広げた。通常取引序盤には６０．６７ドルまで下落。ただ、通常取引後半は買いが盛り返し、下げ幅を削って引けた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（minkabu PRESS編集部） 

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