反発、IEA月報は強弱混在だが次第に買いが優勢に=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=57.04(+0.44 +0.78%)

 ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.44~0.49ドル高。国際エネルギー機関(IEA)が発表した月報で、来年前半は供給過剰が続くが、来年後半にかけて供給不足になるとの見通しが示されたことや、経済協力開発機構(OECD)加盟国の石油在庫が前月比4030万バレル減の29億4000万バレルとなり、2015年7月以来の低水準となったことが好感された。北海油田のフォーティーズ・パイプラインが停止していることも下支え要因。前日の石油輸出国機構(OPEC)の月報に続き、IEAも米原油生産量見通しを引き上げたことは重し。

 時間外取引で1月限はしっかりと推移した後、じりじりと売りに押された。通常取引開始にかけては56.09ドルまで軟化。ただ、序盤に売りが尽きると、その後は買いが優勢となった。下げ幅を削ると57.13ドルまで上昇に転じた。

                         (minkabu PRESS編集部) 

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