FOMC前にドルは伸び悩み ドル円は113円台前半=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円はNY時間に入って下げ渋る動きも見られていたが、上値での戻り売り圧力が強っており、113円台前半と本日安値圏に下落している。きょうは主要な米経済指標の発表も無く先週のドル買いの動きは一服している。

 年末に向けたドルショートのポジション調整も米雇用統計を経て一段落しているのか、114円を試す動きを見せることなく戻り売りに押されている格好。米国債利回りが下げていることもドル円を圧迫している模様。

 今週はFOMCがありドル円にとっては最大のイベントとなりそうだ。利上げが確実視されているが、既に織り込み済み。注目はFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)ということになりそうだ。

 先週発表の米雇用統計の平均時給からしても、インフレに関しては強気になれる局面ではない。しかし、インフレ以外の指標は堅調な景気回復を示しており、保守的になる局面でもない。9月と同様に来年は年3回を予想してくるとの見方が有力と思われるが、いずれにしても結果を見極めたいところではある。

USD/JPY 113.36

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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