政井日銀審議委員 現行の政策の効果と副作用を継続し肌理細かく見極め必要

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
政井日銀委員は兵庫県金融経済懇談会に出席し挨拶。

海外経済情勢
総じてみれば緩やかな成長が続いている
先行きについて、先進国の着実な成長に加え、その好影響の波及や各国の政策効果によって、新興国経済の回復もしっかりとしたものになっていくと想定
海外経済の下振れリスクは全体として低下

我が国の経済物価情勢
所得から支出への前向きの循環メカニズムが働くもとで、緩やかに拡大している
労働需給は着実な引き締まりを継続
個人消費は底堅さ増す
先行きについて、景気は緩やかな拡大を続けるとみられる
2018年度までの期間を中心に、潜在成長率を上回る成長を維持する

金融政策
現行政策の枠組み、二つの要素から成り立つ
一つは消費者物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまでマネタリーベースの拡大方針を維持する「オーバーシュート型コミットメント」
もう一つは、長短金利の操作を行う「イールドカーブ・コントロール」

「量的・質的金融緩和」は、導入後5年近く経ち、その効果と副作用については引き続き肌理細かくみていく必要

 

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