フォッシルが大幅安　復活の兆しが見えず＝米国株個別

　時計、宝石などアクセサリー製造のフォッシルが下落。７－９月期決算を発表しており、既存店売上高が予想ほど落ち込まなかったほか、１株利益も予想外の黒字となった。しかし、市場はホリデーシズンにかかる１０－１２月期の売上高が予想以上の減少見通しとなったことに失望感を強めているようだ。

　百貨店の低迷と伴に同社も苦戦が続いており、依然として復活の兆しが見えない。主力の時計についてはウェアラブル製品への移行を推し進めているが、まだ道半ばといったところ。そのような状況下、アップルウォッチの登場などもあり時計産業は大きな曲がり角に差し掛かっている。

（７－９月期）
・既存店売上高：6％減（予想：9.5％減）
・１株利益（調整後）：0.04ドル黒字（予想：0.27ドル赤字）
・売上高：6.88億ドル（予想：6.50億ドル）

（１０－１２月期）
・１株利益（調整後）：0.08ドル赤字～0.47ドル黒字
・売上高：3.5～11％減（市場予想：1％減）

（NY時間09:53）
フォッシル　6.04（-0.81　-11.82%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美
 

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