小反落、過熱感やシェールオイルの増産見通しが重し=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=57.20(-0.15 -0.26%)

 ニューヨーク原油の期近は小反落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.15~0.14ドル安。サウジアラビアで有力者が一斉に逮捕され、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の王位継承への地ならしが行われたことで原油高を連想する動きが強まったほか、イエメンからサウジアラビアに発射された弾道ミサイルはイランがイスラム教シーア派系武装組織フーシ派に提供したとして、サウジを中心とした有志連合は非難を強めているものの、相場の過熱感や米国のシェールオイルの増産見通しが上値を抑えた。石油輸出国機構(OPEC)が発表した世界石油見通しで、北米のシェールオイル生産量は2021年に日量750万バレルまで増加すると見通されている。

 時間外取引で12月限は57.69ドルまで強含み、前日の高値を上回る場面があったが、その後は伸び悩み。通常取引開始後は56.89ドルまで軟化した。ただ、下値は広がらなかった。

                         (minkabu PRESS編集部) 

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