ポンド、年末にかけて荒い値動きを予想する向きも=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ポンドは対ドルで1.31台半ば、対円では149円台後半での推移となっている。きょうのポンドドルは前日の大幅な上げの反動もあってロンドン時間には戻り売りが優勢となっていた。NY時間に入るとストップを巻き込んで、一時1.3110付近まで下落していが、ドル売りが優勢になり出すと買い戻しも強まり、1.31台半ばまで戻す展開となっている。

 前日の大幅な買い戻しで下値警戒感が和らいでいるものの、今週から再開するEU離脱交渉の行方に関心が集つまっている。移行プロセスに関して年内に合意できなければ、次のステップである貿易交渉には進めない。閣僚のセクハラスキャンダルもありメイ政権の足腰も弱る中、12月のEU首脳会談までに何らかの結論を出せるかは依然として微妙な情勢だ。

 もし、メイ政権と伴に離脱交渉にも不透明感が強まるようであれば、ポンドは一段の下げも予想される。市場には、この先EU離脱交渉を巡ってポンドは一喜一憂し荒い値動きを予想する向きもいるようだ。

GBP/USD 1.3156 GBP/JPY 149.90 EUR/GBP 0.8802

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。