ユーロは戻り売り続く ドラギ総裁は現在の最注目点は賃金と言及=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ユーロは戻り売りの展開が続いており、ユーロドルは1.1840近辺、ユーロ円は132円台後半と本日安値圏で推移している。前日のFOMC議事録に1.18台後半まで上昇したが、ロンドン時間に入って戻り売りに押されている。1.1850水準を完全回復できれば、1.20を再び目指すとの声も聞かれていたが現状は、そのような雰囲気にはなっていないようだ。本日の21日線が1.1830近辺にきており、その水準での推移となっている。

 きょうはワシントンでG20財務相・中央銀行総裁会議が開催され、各国の財務相や中銀総裁が集まっている中、ドラギECB総裁やプラートECB専務理事の発言が伝わっていた。

 特にユーロ相場の反応は見られていないが、ドラギ総裁は現在の最注目は賃金上昇だと述べていた。ユーロ圏のみならず各国で、景気回復にもかかわらず金融危機前のように、回復に伴った賃金上昇が見られておらず、その理由や対応に苦慮していると語っていた。

EUR/USD 1.1840 EUR/JPY 132.82 EUR/GBP 0.8918

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。