ユーロが下値模索 ECB議事録はハト派な印象=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ユーロの下値模索が続いており、ユーロドルは1.17割れを試す動きとなっているほか、ユーロ円も131円台に下落している。ドル買いもあるが、この日のECB議事録を受けて、今月26日の理事会で打ち出されると見られている出口戦略が、予想以上に緩やかなものになるとの見方が強まっている。

 ECBは9月の理事会で、インフレがECBの目標である2%弱を大きく下回っていることから、資産購入のペース縮小を「かなり緩やかで慎重な方法で進めるべき」との意見が大半を占めていたことが明らかとなった。

 具体策までは公表されなかったが、9月の理事会で、期限延長と減額幅について、いくつかのシナリオを話し合ったようだ。

 ユーロドルは1.17割れを試す展開となっているが、一昨日に1.16台に下落した際は直ぐに反転していた。もし、1.17をブレイクした場合には、8月17日の安値が1.1660付近にあり、目先のサポートとして意識される。

EUR/USD 1.1705 EUR/JPY 131.99 EUR/GBP 0.8918

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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