続落、米原油輸出が過去最高水準に拡大=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=49.98(-0.44 -0.87%)
ブレント先物12月限(ICE) 55.80(-0.20 -0.36%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.44~0.42ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米国の原油輸出が一段と拡大したことが嫌気された。米原油輸出量は日量198万4000バレルまで増加し、統計開始以来の最高水準を塗り替えた。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国による価格押し上げ努力の障害となっている。米原油生産量も拡大した。

 時間外取引で11月限は軟調に推移。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計でガソリン在庫が増加したことから需要の後退が連想されたが、通常取引開始にかけては下げ幅を消した。通常取引開始後には一時プラス転換し、50.67ドルまで上げている。ただ、通常取引後半にかけては売りが強まり、49.76ドルまでマイナス転換した。

                         (minkabu PRESS編集部) 

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