ドル円１１２円台後半、ユーロ円１３２円台半ば＝ロンドン為替

ドル円１１２円台後半、ユーロ円１３２円台半ば＝ロンドン為替

　週明けのロンドン序盤は、円高・ドル高が並存している。ユーロドルやポンドドルの下落が先行する形で、ドル買いが進んだ。米１０年債利回りは一時2.37％手前と、前週末から一段高となった。しかし、ユーロドルやポンドドルとともにユーロ円やポンド円も下落、ドル円の上値を抑えている。

　ドル円は一時113.06レベルまで買われたあとは、112.75近辺まで押し戻された。ユーロ円は132円台半ば、ポンド円は150円手前水準まで下押しされている。ユーロドルは1.17台前半へ、ポンドドルは1.33ちょうど近辺まで下落。

　市場ではさまざまなリスク材料が指摘されている。ユーロ相場にとっては、週末のスペイン・カタルーニャ州の独立を問う住民投票で約９割が賛成とした。投票を阻止しようとする中央政府と住民の小競り合いの報道もあった。

　ポンドにとってはＥＵ離脱交渉をめぐるメイ英首相のリーダーシップへの疑問が指摘されている。ハモンド英財務相は、メイ首相への忠誠心には変わりない、としながらも、閣僚全員が交渉ペースに遅さに苛立っている、と述べた。

　ドルにとっては、ラスベガスで発生した銃撃事件が影を落としている。２０人以上が死亡、１００人超が負傷と報じられている。テロとの関連性は、まだはっきりしていない。

USD/JPY　112.86　EUR/USD　1.1738　GBP/USD　1.3306
EUR/JPY 132.49　GBP/JPY　150.18 

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