反落、四半期末で利益確定の売りが優勢に＝ＮＹ原油概況

NY原油先物11月限（WTI）（終値）
1バレル＝51.56（-0.58　-1.11%）
ブレント先物11月限(ICE) 57.41（-0.49　-0.85%）

　ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近２限月が０．５８～０．５６ドル安。前日に米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した週報で堅調な需要が示されたことや、イラク北部のクルド自治区の独立問題をめぐる緊迫感から堅調に推移する場面はあったが、利益確定の売りに押された。米国でシェールオイルの増産が続くと見通されていることや、協調減産から除外されているリビアの生産量が再び回復してきていることが重し。

　時間外取引で１１月限は５２．８６ドルまで上昇し、今年４月以来の高値を更新する場面があったものの、通常取引開始に向けて伸び悩んだ。通常取引開始後は下げに転じ、５１．２２ドルまで下落した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（みんかぶ） 

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