続落、「ハービー」で原油消費量は減少へ＝ＮＹ原油概況

NY原油先物10月限（WTI）（終値）
1バレル＝46.44（-0.13　-0.28%）
ブレント先物10月限(ICE) 52.00（+0.11　+0.21%）

　ニューヨーク原油１０月限は続落。終値の前営業日比は、期近２限月が０．１３ドル安～０．０４ドル高、その他の限月は０．１８～０．５７ドル高。テキサス州の石油関連施設を停止させた「ハービー」の中心部は、テキサス州の沖合にとどまっており、石油関連施設の再稼働を遅らせている。製油所の停止によって米国の原油消費量は落ち込んでおり、原油在庫に増加圧力がかかっていることから、１０月限は引き続き重かった。「ハービー」は熱帯性暴風雨のまま同州の沖合にとどまっており、現地時間の水曜日朝方に再上陸する見通し。

　時間外取引で１０月限は強含み。約１ヶ月ぶりの安値をつけた反動から買いが優勢で、４６．９６ドルまで上昇する場面があった。ただ、上値は重く通常取引開始前にかけてはマイナス転換した。通常取引開始後は売りが強まり、４５．７６ドルまで下落。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　       （みんかぶ） 

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