反落、「ハービー」による原油消費量の減少見通しが重し=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=46.57(-1.30 -2.72%)
ブレント先物10月限(ICE) 51.89(-0.52 -0.99%)

 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.30~1.16ドル安。一時はカテゴリー4まで勢力を強めたハリケーン「ハービー」によって、米テキサス州の製油所の多くが稼働を停止していることから、原油消費量が落ち込み、原油在庫に積み増し圧力がかかることが嫌気された。原油生産量の減少は買い手がかりとして意識されたが、値動きにはあまり反映されていない。

 10月限は週明けの時間外取引開始とともに48.20ドルまで上昇したが、上げは瞬間的だった。その後の時間外取引ではじり安となり、通常取引開始後は46.15ドルまで下げ幅を拡大。期近つなぎで7月24日以来の安値をつけた。ただ、安値からやや戻して引けている。

                               (みんかぶ) 

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