ポンド円も買戻し優勢で140円台は維持 ただ、ポンド自体は動意薄=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 バノン氏が解任のニュースで市場はリスク回避の動きが一服しており、ポンド円も買戻しが優勢となっている。朝方は一時心理的節目の140円を割り込む場面も見られたが、140円台後半まで買い戻される展開も見られた。

 ただ、ポンド自体には動意が無い。ポンドドルはポンド円に沿った動きに終始している。今週は英消費者物価(CPI)のほか、英雇用統計など重要指標が立て続けに発表になっており、強弱まちまちの内容になっていた。特に英雇用統計では賃金上昇が予想以上ではあったが、英利上げ期待を復活するにはほど遠い内容ではある。英EU離脱交渉も控える中、現段階で英中銀がタカ派になる要素はない。

 来週は第2四半期の英GDP改定値が発表される。速報値と変わらない数字が予想されているが、詳細については英国家統計局の修正が発表される可能性はありそうだ。特にサービス業については唯一プラス寄与していたが、この辺に変化があるか注目される。

GBP/USD 1.2879 GBP/JPY 140.60 EUR/GBP 0.9135

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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