NY金・銀市況=続落、予想以上の米CPIが圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 8)  3352.0     3375.4      3327.3      3336.7     - 22.4
          (25/12)  3406.9     3431.4      3383.4      3392.9     - 22.4
   銀     (25/ 9)  3840.0     3874.0      3789.5      3811.0     - 63.2
         (25/12)  3889.0     3920.5      3839.0      3858.8     - 62.6
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           206,447       228,552       453,590        (+  7,813)
  銀           58,358        85,848       173,668        (-  2,394)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,023.29  - 436.36
     前日  147.75/77   1.1663/65   ・ナスダック         20,677.80  +  37.47
     本日  148.80/82   1.1603/05   ・10年米国債利回り      4.49  +   0.06
・NY原油  (25/ 8)   66.52 - 0.46  ・SPDR保有金残高    947.64      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続落。前日比は金が22.6〜21.7ドル安、中心限月の8
月限が22.4ドル安、銀が63.5〜60.1セント安、中心限月の9月限は
63.2セント安。
 金8月限は続落。時間外取引では、貿易摩擦に対する懸念などを受けて押し目を買わ
れた。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、予想以上の米消費者物価
指数(CPI)を受けて売り優勢となった。
 銀9月限は予想以上の米消費者物価指数(CPI)や金軟調を受けて売り優勢となっ
た。
 ニューヨーク金8月限は続落。時間外取引では3349.6〜3375.4ドルのレ
ンジで推移、前日比4.5ドル高の3363.6ドルとなった。8月限は安寄りしたの
ち、貿易摩擦に対する懸念などを受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、もみ合
いとなった。
 日中取引では、予想以上の米消費者物価指数(CPI)を受けて売り優勢となった。
時間外取引の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て3327.3ドルまで下
落した。
 6月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇し、前月の0.1%上昇か
ら加速、1月以来の大幅な上昇となった。トランプ米政権の関税措置がインフレに影響
し始めていることが示唆され、米連邦準備理事会(FRB)は9月まで様子見姿勢を維
持する可能性がある。
 ニューヨーク銀9月限は、時間外取引で3819.5〜3874.0セントのレンジ
で推移し、前日比12.2セント安の3862.0セントとなった。9月限は安寄りし
たのち、ドル安や金堅調が下支えになったが、戻りは限られた。欧州時間に入ると、も
み合いとなった。
 日中取引では、予想以上の米消費者物価指数(CPI)や金軟調を受けて売り優勢と
なった。時間外取引の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て3789.5セ
ントまで下落した。
 7月14日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの3674万8662
オンス、銀は1万2468オンス増の4億9663万5874オンス。

今日の材料
・7月の独ZEW景気期待指数は52.7と、前月の47.5から上昇し、市場予想の
50.3も上回った。ZEWのワムバッハ所長は「過去2カ月間の力強い改善を受け、
前向きな心理がより確かなものとして定着しつつある」と述べた。
・6月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇し、前月の0.1%上昇か
ら加速、1月以来の大幅な上昇となった。トランプ米政権の関税措置がインフレに影響
し始めていることが示唆され、米連邦準備理事会(FRB)は9月まで様子見姿勢を維
持する可能性がある。前年比は2.7%上昇、5月は2.4%上昇だった。市場予想は
前月比0.3%上昇、前年比2.6%上昇だった。
・トランプ米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアの首都モスクワを攻
撃するべきではないと述べた。
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