バノン氏解任もなお不安感は残る あくまで“大統領の口”が災いの発端=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤に入ってきてドル円の買戻しも一服しており、109.30近辺に伸び悩んでいる。トランプ政権の経済運営への懸念が高まっており、序盤はリスク回避の円買いが強まり、一時108.60近辺と今月の安値水準まで下落する場面も見られた。しかし、バノン主席戦略補佐官の辞任が伝わったことで、一気に形勢は反転し、109.60近辺まで急速に買戻されている。

 ただ、市場が懸念しているのはトランプ大統領自身の資質で、北朝鮮問題にしろ、今回のバージニア州の衝突事件にしろ、あくまで“大統領の口”が災いの発端となっている。

 果たして来週以降、今回のリスク回避の雰囲気がフェード・アウトして行くかなお不安感は残る。

USD/JPY 109.30 EUR/USD 1.1753

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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