ドル円、109.40付近と108円台後半が目先の下値サポートとして意識=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の午後になってもドル円は下値模索が続いており、109.65近辺での推移となっている。きょうはNY時間に入ってドル売りが強まっておりドル円も売りが先行している。前日のFOMC議事録を受けてのインフレ鈍化懸念というよりも、トランプ大統領の経済政策運営への不透明感が米株と伴にドル円を押し下げているようだ。

 先週末にバージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義者らと反対派との衝突について、大統領が「双方の側」に責任があると述べたことが波紋を広げており不透明感を強めている。

 今月発表になっている米雇用統計や小売売上高の指標が強い内容となっていたことからドル安も一服し、ドル円も買い戻しの機運が高まっていた。ただ、その機運が固まらないうちにトランプ大統領からの予想外の雑音がドル円の上値を再び重くしている模様。

 現在は109円台半ばに接近すると買いも出るようだが、目先は109.40付近と108円台後半の水準が下値サポートとして意識される。

USD/JPY 109.67

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。