修正:小幅続落、米国の需要期終了が迫る=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=49.17(-0.22 -0.45%)
ブレント先物10月限(ICE) 52.14(-0.23 -0.44%)

 ニューヨーク原油の期近は小幅続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.22ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した月報で、米原油生産見通しが上方修正されたことが重し。米ドライブシーズンの終了が視野に入りつつあるなか、高水準の需要が減少し、原油消費量が鈍ると想定されることも圧迫要因となった。例年では、8月終盤にかけてガソリン需要がピークアウトしていく。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による専門家会合の声明文は、各国とも協調減産を支持するという当たり障りのない内容で、材料視する部分は見当たらなかった。

 時間外取引で9月限は49.79ドルまで堅調に推移する場面があった。サウジアラビアが9月の原油供給を少なくとも日量52万バレル削減すると伝わったことが手がかり。ただ、買いは長続きせず、通常取引開始にかけては伸び悩み。通常取引では、前日終値を挟んで方向感なく推移し、小幅安で引けた。

※終値を修正します 

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