小反落、協調減産の強化は期待薄=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=49.39(-0.19 -0.38%)
ブレント先物10月限(ICE) 52.37(-0.05 -0.10%)

 ニューヨーク原油の期近は小反落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.19~0.16ドル安。リビアの生産量が回復していることから、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした協調減産の効果が削がれると警戒されている。今週7~8日にかけてOPEC加盟国と非加盟国の専門家会合がアブダビ首長国で行われているものの、減産遵守率の向上が目的の会合で、追加的な施策にはつながらない見通し。

 9月限は時間外取引の段階から売りが優勢で、通常取引開始後には48.54ドルまで下げ幅を拡大。ただ、先週から48ドル半ばが短期的な支持帯となっており、下値が支えられると、49ドル半ばまで安値から1ドル近く切り返す場面があった。 

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