S&PはFRBの利上げ方針維持を見込む=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤に入ってドル円は110.70近辺、ユーロドルは1.1765付近で推移している。朝方発表になった米雇用統計が予想を上回る内容となったことから為替市場ではドル買いが強まっており、ドル円も買い戻しが強まった。米雇用統計発表前は110円ちょうど付近で推移していたが、発表後に買い戻しが強まり一時111円台に乗せる場面も見られている。

 ただ、ドルに対する信頼感は依然として鈍く上値では戻り売りも出て悩む展開っとなっている。更に上値を追うにはもう一段材料が欲しいところでもあり来週以降の展開次第といったところのようだ。

 S&Pが米金融政策の見通しを公表しており、FRBの利上げ方針は維持されるとの見方を示した。利上げについては今年あと1回、来年は3回の利上げを見込んでいるという。

 ただ、現状に強気な見方はしておらず、経営者が賃上げをして優秀な労働力を確保している証拠は見られていないとする一方で、きょうの米雇用統計から労働市場に関しては底堅さを堅持していると指摘している。

USD/JPY 110.70 EUR/USD 1.1766

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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