反落、５０ドルの節目が重い＝ＮＹ原油概況

NY原油先物9月限（WTI）（終値）
1バレル＝49.03（-0.56　-1.13%）
ブレント先物10月限(ICE) 52.01（-0.35　-0.67%）

　ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比は、期近２限月が０．５６～０．５４ドル安。前日の米エネルギー情報局（ＥＩＡ）の週報で、米原油生産量がさらに拡大したことや、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）の生産量が年初から増え続けていることが蒸し返された。それぞれ前日までに出てきた材料だが、上値を抑える要因となっている。

　時間外取引で９月限は弱含む場面があったが、通常取引開始に向けて買いが盛り返した。ただ、高値は４９．９６ドルにとどまり、５０ドルの節目を試しては押し戻された。取引終盤にかけて買いが失速し、４８．７８ドルまで軟化して引けた。 

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