【本日の見通し】ドル安の流れ継続、110円割れも視野に

　ドル安の流れが継続するとみられる。

　トランプ政権への警戒感がドルからの資金流出を誘っているほか、米国内では安全資産である米国債に資金が集中しており、利回りの低下(債券価格の上昇)が止まらない。

　今週はFOMCに加え、米第2四半期GDP速報値など重要な指標発表が予定されている。FOMCは現状維持見込みで波乱要素は少ない。GDPは好結果が期待されており、この辺りはドル買い材料。
　ただ、現状は米経済というよりも、政治リスクなどがドル売りを誘っている。大統領報道官の辞任などもあり、週明けも政治リスク意識は継続。この流れがどこまで続くのかを見極めたい。

　もう一段下げると、110円が見えてくる。手前には買い意欲も、円高ではなくドル全面安の流れでは止まりにくい。大台割れも意識か。

みんかぶ「KLugFX」山岡和雅 

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