ユーロ同様にカナダドルもドル安の受け皿に＝ＮＹ為替

　きょうのＮＹ為替市場はドル売りが優勢となっていることもあり、カナダドルは対ドルで上昇しており、ドルカナダは1.25台前半まで一時下落している。ドル円が下値模索を強めていることもあり、対円では上値が重くなっているものの、カナダドル自体は強い動きが継続していると言えよう。

　ドル安の流れが強まる中、ユーロは買い材料だけに耳を傾けている雰囲気にあるが、カナダドルについてもそれがあてはまりそうだ。この日発表になったカナダの消費者物価は前月比で低下しており、予想も下回っていた。

　しかし、カナダ中銀の利上げ期待を後退させるほどの内容ではないという見方から、カナダドルは逆に買いで反応している。同時刻に発表になっていた予想を上回る小売売上高にむしろ、敏感に反応していたようだ。また、原油が大きく下落しているにもかかわらず、カナダドルは売りに繋がっていない。

　ユーロと同様にカナダドルもドル安の受け皿となっている模様。

USD/CAD　1.2542　CAD/JPY　88.62
 

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