キャピタル・ワンが大幅高 懸念はあるが足元の決算好調=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 バージニア州の商業銀行のキャピタル・ワンが商いを伴って大幅高。前日引け後に4-6月期の決算を発表しており、予想を上回ったことが好感されている。同行はカード部門が収益の大半だが、カードローンの残高が今年の2月時点で金融危機以来最大の1兆ドルを上回っている。

 FRBは条件付きでストレステストをパスさせたものの、貸し倒れへの懸念は根強く、それをカバーするだけのキャッシュへも不透明感がある。ただ、今回の予想を上回った決算はひとまず安心感を与えたようだ。

(4-6月期)
1株利益(調整後):1.96ドル(予想1.90ドル)
営業収益:67億ドル(予想66.6億ドル)
金利収入:54.7億ドル
収益率:6.88%
貸倒引当金:18億ドル

(NY時間11:55)
キャピタル・ワン 87.95(+6.94 +8.57%)

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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