ドル円は112円台半ば 来週は日銀決定会合 こちらは緩和維持か=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の午後に入ってドル円は112円台半ばでの推移が続いている。朝方の米消費者物価(CPI)や小売売上高を受けてドル売りが強まり、ドル円も一時112円台前半まで下落した。21日線を割り込む動きも見られたが、ダウ平均が最高値更新を続けていることや、米国債利回りも下げ幅を縮小する動きも見られ、ドル円は21日線付近に戻す展開となっている。

 112円台前半には6月14日から7月11日の上昇波のフィボナッチ38.2%戻しの水準が来ているが、その水準も維持されている格好となっている。

 来週は日銀決定会合があり、黒田総裁の会見も予定されている。一部報道では成長見通しを上方修正するとの見方も出ており、その可能性は高い。しかし、インフレについては鈍化傾向が鮮明で、黒田総裁は緩和姿勢を継続するものと思われる。

USD/JPY 112.54

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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