様々な材料も、ドル円は１１３円台前半での推移が続く＝ＮＹ為替

　終盤のドル円は113円台前半での推移が続いている。午後になって米１０年債入札や米地区連銀経済報告（ベージュブック）、ジョージ・カンザスシティー連銀総裁の発言などが伝わったが、いずれも反応は限定的に留まっている。

　イエレンＦＲＢ議長の議会証言を通過して、市場も一服感が出ているようだ。議長が緩やかな利上げや、インフレを注意深く見て行く姿勢を示したことで、一時ドル売りが強まり、ドル円も113円を割り込む場面も見られた。ただ、インフレ鈍化は一時的要因との見方は変えておらず、緩やかとはしているものの、利上げの方向性やバランスシートの早期縮小開始にも言及している。

　今回の議長の証言を受けて９月のＦＯＭＣでは、利上げは見送るものの、月間１００億ドルから始める再投資の縮小は開始する可能性はありそうだ。

　ドル円は現在１０日線付近で推移しているが、この水準を割り込むようであれば、次の下値ターゲットは２１日線が控える112円台前半の水準が意識される。フィボナッチ３８．２％戻しの水準もある。一方、上値は113.60付近が意識。

USD/JPY　113.24

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

• 外為：南アランド、8円2101銭前後と横ばい圏で推移
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• 外為：ブラジルレアル、26円43銭前後とレアル安・円高で推移
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• 外為：英ポンド、198円61銭前後とポンド安・円高で推移
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• 外為：スイスフラン、184円86銭前後と大幅なフラン高・円安で推移
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• 外為：カナダドル、107円59銭前後とカナダドル高・円安で推移
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