【海外市場の注目ポイント】米FRB議長議会証言など

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間午後11時からイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が行われるが、同午後9時半には事前原稿が公表される。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で「インフレ指標には雑音も多いので最近の経済指標だけに過剰に反応するのは適切でない」と述べており、今回の議会証言で直近のインフレ鈍化を深刻視していないことをあらためて表明し、利上げ軌道が変わらないことを示唆する可能性がある。ただし、イエレン議長は6月27日の講演で資産価格は幾分高いとの見解を明らかにしており、今回の議会証言でも株高への警戒感を示し、米株式市場が下落するようなら、リスク回避の動きで円が買われそうだ。
 
 また、日本時間午後11時にはカナダ中銀政策金利の発表、同13日午前0時15分にはカナダ中銀のポロズ総裁やウィルキンス副総裁の会見もある。カナダ中銀政策金利については、現行の0.50%から0.75%に引き上げられるとの見方が優勢となっている。
 
 さらに、日本時間13日午前3時には米地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表や同13日午前3時15分にはジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁の講演も予定されている。今回発表される米地区連銀経済報告(ベージュブック)が25・26日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での討議資料となる。
 
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