英中銀の票読み、副総裁の意見表明がカギとの見方も=ロンドン為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
英中銀の票読み、副総裁の意見表明がカギとの見方も=ロンドン為替

 きょうのロンドン市場ではポンド買いが優勢。ホールデン英中銀委員、ブロードベント英中銀副総裁などの講演が予定されており、8月3日のスーパーザーズデーに向けた利上げの票読みにとって大きなヒントとなりそうだ。

 前回の英政策委員会会合では、フォーブス委員、マカファーティー委員、ソーンダーズ委員の3名が利上げに投票していた。その後、カーニー英中銀総裁とホールデン英委員が利上げに前向きな発言を行った経緯がある。フォーブス委員は退任しており、発言通りであれば、4名がタカ派と判断される。フォーブス委員の後任のテンレイロ委員はまだ態度を表明していない。

 ここでブロードベント英中銀副総裁がタカ・ハトどちらの姿勢が強いかに関心が集まることになる。仮に利上げに前向きであれば、5名が利上げ派と数えられることになり、少なくとも5対3で利上げとなる公算が高まる。まだ、1ヶ月も先の会合とあって、その後の変節に可能性は十分にあるが、現時点での票読みとして、本日のブロードベント英中銀副総裁の発言内容が注目されそうだ。

 ポンドドルは足元で1.2927レベル、ポンド円は147.78レベルに本日の高値を更新している。

GBP/USD 1.2917 GBP/JPY 147.62 EUR/GBP 0.8820 

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。