【海外市場の注目ポイント】米FOMC議事録

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間6日午前3時に6月13・14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公表される。その会合で0.25%の利上げが決定され、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は会合後の記者会見で「インフレ指標には雑音も多いので最近の経済指標だけに過剰に反応するのは適切でない」、「バランスシート縮小の開始時期は明確には決定していないが、比較的早期に開始可能」との見解を明らかにしていた。議事録でインフレやバランスシート縮小について、どのようなスタンスが示されるかが注目される。前週にブラード米セントルイス地区連銀総裁は「現時点で米連邦準備理事会(FRB)が金利に関してなすべきことはなにもない。次の一手はバランスシートの縮小開始となる」と述べており、インフレが目標を下回るなか、次の金融政策の変更としては、利上げよりもバランスシートの縮小を優先することが示唆されるようであれば、早期追加利上げ観測が後退し、ドルが売られる可能性がある。
 
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